2020年12月19日土曜日

欧州買いが続くか~12月21日の週





















ドル円週足は連続陰線で安値更新。
3月の安値は異常値ですので、それを除けば年初来の安値に相当します。
103円割れると走るかもと思っていましたが、
戻りの勢いを感じますのでゆっくりとダウントレンドを続けよう、
という感じに見えます。
このため13週線あたりへの戻り、104円ミドルが想定されます
続落の可能性もありますが、クリスマス前に勝負に来ないと思います。
あるいは、フラッシュクラッシュを狙っているのかもしれません。
この位置からフラクラが起こったら、
100円割れというサプライズになると思います。























ユロドル週足は、しっかりした陽線で年初来高値を更新し1.22台ミドル。
ひじょうに強い形状ですので押し目買いを軸に、
逆張りは深入りせずにトレードを組み立てたいところです。
次の目標は2018年初頭の高値で少なくとも1.2350から1.2535まで、
いろいろと候補はあります。
ただ、11月1週目を起点として1.25まで測りますと、
800pipsを超えますので一つの波動としては上昇限度かなと思います。

ユロ円週足は大きなトレンドラインを実体でブレイク!
年初来高値に迫っている、と見るか年初来高値に届かなかった、
と見るかは相場観次第ですが、
トレンドラインブレイクを評価して続伸期待とします。
仮に伸びが弱くとも、トレンドラインに絡む動きを続けていれば、
いずれは上がっていきそうに思います。






















ポンドル週足は年初来高値を更新して1.36台に突っ込むなど力強い動きでした。
ポンド系の怖いところは値幅の観測が難しいところです。
伸び始めると際限なく伸びていきますので、損切りにも素早い判断が必要です。
比較的ワークするのは水平線で、カウンターが決まることが多いです。
プライスアクションの勢いを感じ取ってトレードしていくしかありません。
今回は英欧交渉が越年するのかどうするのかも心配です。
何かが妥結したとしてもセルザファクトという理由で急落するかもしれず、
ニュースよりもプライスアクションを重視したいものです。

ポン円週足は144週線に阻まれています。
巨大な斜めレンジが継続中です。

オジドル週足は0.76台に入り年初来高値更新。
FE100に到達しましたので一服が入るかもしれません。

オジ円週足は年初来高値を更新して上昇。
200週線79.20に向かうところです。

ドルカナダ週足は年初来安値を更新しました。
その後買い戻しとなり下ひげ付きの陽線となっていますので、
戻りの局面に入りそうです。
安値1.2687から1.2700が当面の底になりそうです。

ドルスイス週足は底が見えない下げ方で年初来安値更新。
FE61.8が0.8733で0.87台で反転できるか注目したいと思います。

NZドル週足は7連騰で0.71台ミドルです。
そろそろ一服する頃合いだと思います。

レンジの王様オジNZは3連騰。
レンジコアの上部まできています。
部分的には切り下げライン付近から叩きたいところです。
しかし、11月後半からNZとオージーの強弱が逆転していますので、
連騰も十分ありえます。
どんな形もあるのがレンジ相場ですので、思い込みは禁物です。

ブレイクアウト・新値更新のチャート鑑賞



 















ドル円の4時間足チャートです。
103.22の前回安値ラインにいったん迫りましたが、
FOMCとかぶったことでショートカバーとなり、
その後は戻り売りから一気にブレイクしていきました。
















時間足を見ますと、ブレイクされた後も3時間に渡って、
買い方が激しく抵抗していることがわかります。
しかしその都度戻り売りに屈して安値更新をしています。
この安値更新がポイントで、買い方の力負けが、
はっきりしてくる様子が現れています。

















ユロドルの4時間足チャートはレンジ模様から、
突如大きくブレイクしました。
これはEU委員長の発言が原因で、おそらく買い本尊は、
ここで破ろうと思ってなかったんじゃないかと思います。
このため、後が全く続かず、むしろ売り潰されてしまいます。
FOMCが控えていたこともあり、急激に失速した様子もわかると思います。
フライングブレイクからのおもしろいチャートです。






















ユロドルの時間足は急激なラインブレイクで、
たまった売り玉が消されてしまい、
買い方は体勢の立て直しのために、
戻りを徹底的に売りで潰しています。
高値ライン付近では押し目買いが相当入ったと見えますが、
FCMCでにわかロングは潰滅したんでしょうね。
ブレイクで買って、高値ラインで買い下がって、1.215あたりで
また買い下がったけど1.214割れで総投げでしょう。
そこからが、買い本尊の買い上がりで、
今度はにわかショートを潰していきます。
買い方のパワープレーが鑑賞できるチャートです。


















ポンドルの4時間足チャートは一度フェイントがあって、
2回目に一気に抜けて、1.36台に入っています。
週初めの上窓から上昇傾向が続き、
形状も分かりやすく覚えておきたいチャート形状です。
とはいえ、ニュースでは散々ノーディールを吹聴しておいてこの買い上がり。
どこかで大きなマッチポンプがあるんだろうと思います。
でき上がったチャートではフェイントが分かりますが、
ショートしてしまうのはやむをえません。
しかし、もしかしたらショートはダマされているかも、
という認識があればドテン買いもできたかもしれません。














ポンドルの時間足チャートもわかりやすい線組みです。
フェイントでブレイク失敗となるところや、
にわかショートが捕まってしまう様子もよくわかるでしょう。
しかし振り返ってみれば、
右肩上がりの時間足MA20(=ボリンのミドルバンド)に対して、
割り込んで、再度上抜けしていく典型的な押し目買い形状です。
ブレイク成功の場面も、3時間に渡るもみ合いを経てブレイクしています。
この形も、ブレイク時に見られるパターンの一つです。














オジドルの4時間足チャートは、フェイントに次ぐフェイントが、
この通貨ペアらしい動きです。
上昇しているチャートの割には陰線も目立ちますし、
いったんショートしてしまうと、
なかなか投げられない厄介な動きをします。
ただし目線をロングに固定していれば、
トレンドラインやMAなどを参考に、
押し目を拾うのはそう難しくないです。
ラインブレイクは終値で判定し、
次足の押し目を狙うようにしていけば勝てます。














オジドルの時間足チャートはラインブレイクの後で
散々もたついた様子から、
売り方の抵抗が激しかったことがわかります。
しかし0.759を抜かれて売り方無念の損切りとなっています。

2020年12月12日土曜日

オセアニア通貨が強い~12月14日の週

 ドル円週足はレクタングルに入って3週間が経過しています。
13週線の圧力を受けながら、振幅がやや縮小。
11週、8週、6週、これが何か分かるでしょうか?
答えは直近の安値更新までに要した時間です。
前回11月初旬の安値を出した週から数えて今週は6週目ですので、
安値更新を目指す動きがあるかもしれません。
もし103円を割り込むようですと年初来安値101.18が意識されるでしょう。

ユロドル週足は3連騰からの小休止となっています。
浅い押しを作った状態でもあります。
年初来高値を超えていくようですと伸びる形です。
時間調整はあるとしても大きく下がる形状は想定しなくてもよさそう。

ユロ円週足は連騰から小反落。
大きなTLに捕まりつつあるように見えますが、
実はわずかにですが先週高値を更新していますので、
TLブレイクの力は残っていると見ます。
しかしこちらは、本家ユロドルと違い反落もある形です。
ドル円が下方向に向かうと反落、今週のようなグズグズですと上方向
という感じだと思います。

ポンドル週足は5連騰からの大きめの反落です。
13週線で反発しており押し目買いも出るとは思いますが、
今週はさらに押していくように思います。
19年12月以来の1.35台でしたが、あっという間に陥落しています。
買い方の目標達成感と、売り方のカウンターが相まって買う人がいない状態です。
よって、エントリーするなら大きな戻りを叩くショート狙いでしょう。





















ポン円週足は斜めレンジのような形状です。
144週線がよく効いていて、ドル円が下がるとつられてしまうようです。
MAが密集しているところを下抜けるとズルッといくかもしれません。
上がる形になるには下げ止まりの形作りが必要だと思います。






















オジドル週足は4連騰で年初来高値更新。
今週最も強いチャートです。
0.74台でもっと時間を使うかなと思っていましたが、
短時間で通過してしまいましたので高値を探る展開になりました。
FEで計測しますと、FE100が0.7633、FE161.8が0.8030となりますので
当面は0.7633が目標になりそうです。

オジ円週足は3連騰で年初来高値更新。
本家オジドルに引っ張られて、難しいところを抜けてきたようです。
長期MAはいまだに右肩下がりですのでドル円次第で足踏みすることもありえます。
200週線79.24が当面の目標でしょう。

ドルスイス週足は4連続陰線で年初来安値更新。
ユロドルが上がらなくても下がっていくというまずい形です。
いちおう下ひげですが、反発力の弱さを表わしているようで続落懸念です。
FE61.8が0.8733で2014年の安値付近です。

NZドル週足は6連騰で年初来高値更新。
こちらもオジドルと覇を競うかのような強さです。
今年のオセアニア通貨の強さは稀に見る上昇相場と言えそうです。
NZ円・ユロNZ・ポンNZといったクロス通貨にも目を向けてもいいでしょう。

レンジの王様オジNZはなんと連騰してレンジコアに舞い戻っています。
オージーの強さが戻ってきていることを意味しています。
レンジコアではどのような動きもありえますので、
予想は意味をなしませんが、
1.072あたりにショートを指しておくのは面白そうです。

2020年12月5日土曜日

ブレイクアウトの次の一手は~12月7日の週

ドル円の週足は
連騰ですが先週と値幅をそろえています。
上ひげは13週線に押さえられています。
3週間ほど同じようなレンジで上下しています。
レンジ相場ですのでセオリーでは次の動きはボラの縮小です。
その後の下攻めで103円を攻略できるかどうかです。

























ユロドルの週足は
ブレイクアウトとローソク足の成長が重なっていますので、
これ以上ないぐらいの強い形状です。
よほどのサプライズがないと連騰しそうです。
「押し目待ちに押し目なし」といいますが
さすがに今週は押しがあると思います。
MAなりfiboなり信じられる物差しの出番でしょう。



















ここで、ユロドルの2018年の上昇を振り返っておきましょう。
2017年の暮れから徐々に上昇して逆三尊の反転パターンを築き上げ、
週明けのギャップアップから底値圏を脱して鋭く上昇しました。
2019年2月の高値から天井圏のもみ合いとなり上昇トレンドは終焉しました。
ここで抑えておきたいのは、上昇の値幅と期間です。
縦軸と横軸です。
必ずしもこのスケールで2020-21のアップトレンドが
収まるわけではないと思います。
が、確実に意識はされますので、ユロドルをトレードするなら
このスケール感を共有しておいて損はないはずです。

ユロ円週足は
大陽線で200週線を突破。
年初来高値を狙える位置にきています。
これだけなら続伸しそうに見えるのですが、
2014年12月を起点とする大きな下降トレンドラインにタッチしました。
抜け出しそうな強さは感じますが急反転に注意したいチャートです。























ポンドル週足は
驚異の5連騰でノーディールどこ行った?という感じです。
1.35台に達しましたがここで息切れすると
高値圏からのロング崩しを狙われてしまいますので
買い方は気が抜けないところです。
逆に崩れ始めるとしたら、
今週は重要なタイミングになりそうです。
極端なボラが出るかもしれませんので
今週のポンド系は注意したいものです。

オジドル週足は
年初来高値を更新しましたが勢いはさほどではありません。
2015-17年のレンジ帯に入ってきましたので抵抗線が多いです。
相方のNZもやや失速気味ですので
飛び乗りロングを狙う場面ではないでしょう。

ドルスイス週足は
17手かけて作り上げた底値圏をあっさりと下方ブレイク
されてしまいサプライズとなっています。
2014年の水準まで落ちてきました。
14年の最安値が0.8697ですのでおよそ0.87としますと
現在値からあと220pipsぐらいですので
スイスフランショックを除いて考えますと、
目標として狙い目ではないかと思います。

























ドルカナダ週足は
直近2年以上破られていなかった1.29をブレイク。
ユロドル、ドルスイスの次ぐらいのサプライズでした。
現在値が2018年9月の安値にサポートされていますが、
もしここが、早期に破られるようですとかなり下を掘るかもしれません。
ロングばかりで飽き飽きしている売り坊の人向けのチャートです。

レンジの王様オジNZ週足は
下げと見せて週末には大きな陽線に育っています。
一筋縄でいかないレンジ相場です。
しかしこれは、売り遅れていた向きに狙われそうな形です。
1.05の後半から1.06は激しく叩かれそうな形状です。

ユロドル、ドルスイスなどのブレイクアウトをチャートで鑑賞してみる

 今週のトレードはいかがでしたか?

今種はイベントや指標もありましたが、
何よりもドル売りがブレイクしてユロドル、ドルスイスなどが
年初来高安値をブレイクしたことが最大のトピックです。
ドルインデックスも年初来安値。
相場環境は強いリスクオンです。

ブレイクアウトの様子をチャートで振り返ってみましょう。



















まず、ユロドル4時間足です
こちらは月曜日に一度1.20に乗せたところがフェイントでした。
買い方に達成感が出て、押し目になったのです。
しかしすぐに底を打って再上昇。
次の上抜けを止める力はありませんでした。
強烈な上昇力を披露しています。
強い勢いで売り玉が溜まりに溜まったブレイクの押し目は
ぜんぜんないかあっても浅いです。




















次は、ドルスイスの4時間足です
こちらは0.90という大台が割れてからは、
ワンタッチがあって次は急速に抜けていきました。
ユロドルとパターンは似ています。
一度は止まっても二度は止まらないというプライスアクションです。
フェイントが入ってから戻り高値を付けるタイミングを記憶しましょう。

















次はオジドルの4時間足です
これは卵からヒヨコが生まれるようにコツコツと天井を叩き、
ちょっとずつ顔を出してくるパターンです。
しかし、先ほどのユロドルやスイスと比べると
伸び方が頼りないことが分かると思います。
勢いがないので押し目もかなり深くなります。
この形状も覚えておきたいものです。


















次はドルカナダの4時間足
オジドル以上にグズグズしながら、
サポートを割り込んでいく様子が分かると思います。
スクラムトライのような形状ですが、
これはさすがに長すぎて付き合いきれないと思います。
水平線を意識しなければ、斜めレンジとして扱えるかもしれません。
グズグズタイプその2です。






















おしまいはみなさまお待ちかねの
ポンドル4時間足です。
週前半はWトップを作ったりして売りを誘い、
週後半に2度に渡って高値を更新しました。
さすがに暴れん坊です。
押し戻りも深いし、上下にフェイントが入って
いますので読みづらいです。
ローソク足の長さに着目した
素早いトレードが求められます。
 
いかがでしたか?

水平線ブレイクアウトにもいろいろな形があります。
それらの形状を覚えておくと次回のトレードに役立つと思います。
キーワードはフェイントです。
ブレイクアウトはだまされやすいともいいますが
伸びた時の爆発的な含み益増加は快感です。

ではみなさま、来週もがんばりましょう!


2020年11月28日土曜日

ユロドル、年初来高値にチャレンジ~11月30日の週

 ドル円の週足チャートは

























13週線に叩き落されたものの104円台を維持して陽線でした。
弱いけど頑張ったみたいな感じですが、
大局は戻り売りで変わっていません。
今週は、安値を試しにくるにはやや急いでいる印象で
かえって反転パターンを形成しそう。
むしろ105円を意識させるぐらいまでの戻りの方が
トレンドが続きそうな感じです。

 

ユロドルの週足は

























レンジを上抜けようとする形です。
年初来高値が意識されるでしょうし、
突破していく可能性もあります。
もし足踏みしたとしても小さな陰線で1.19台なら問題ないです。
1.20台に抜け出た場合はぐずぐずしないで
1.21台に進めるかどうかを見たいところです。
1.20-21の区間でもたつくと深い押しもあるかもしれません。

 

ユロ円週足は

ダウントレンドではありませんが
アップトレンドとも言いづらいところです。
まず、200週線125.20を越えたいですが
8週間も止められているのでどうでしょうか。
ユロドルの伸び次第ですがその次は大きなトレンドライン、
次は8月高値とハードルが待っています。
ドル円とユロドルの強弱関係と先行きを見る上で
この通貨ペアの動きが重要だと思われます。

 

オジドル週足は

ユロドルと似た、ロング優勢のチャートです。
仮に前回高値0.7413を抜けたとしても
0.74台には抵抗線がいくつかあるように見えますので
ぐずぐずするかもしれません。
ちょっとだけ抜けてストップをつけさせたあたりからの反落も、
この通貨ペアならよくあることですので気を付けたいところです。

 

ポンドル週足は

4連騰で年初来高値を目指してはいますが
ピンバーであるところが気になります。
4連騰をどう評価するかは相場観次第です。
強さを評価して買い上がるシナリオと
そろそろいっぱいと見て戻りを叩いていくシナリオと
両にらみになりそうです。

 

ドルスイス週足は

























0.90ミドルでレンジの安値圏に近づいています。
17手を使ってレンジを作ってきましたので
そろそろどちらかに振れてもおかしくはありません。
 

ドルカナダ週足は

1.30を割れて1.2990で越週しています。
こちらもレンジの下限ですのでカウンターが決まるか
ラインブレイクかの勝負ですが
下抜けするとかなり走りそうです。

 

NZドル週足は

4連騰で0.70を突破しています。
186月以来の大台突破です。
次々とハードルを飛び越える強い形状ですが
どこで息切れしてもおかしくないので飛びつき買いは危険でしょう。

 

レンジの王様、オジNZは

3連続陰線で一時1.04台をマークしています。
NZの強さが際立つ状況ですので戻り売り優勢です。
レンジ相場ですのでMAはほとんど関係ないのですが、
逆にレンジのコアを形成しているともいえるので、
それらを全部下抜いてしまった状況は安値追い、
そして底打ちを確認する段階が近づいていると言えます。

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2020年11月27日金曜日

リスクオンで米ドルが売られる理由とは

 K「最近のリスクオンでは、米ドルが売られ、
リスクオフでは米ドルが買われるようですが、
ちょっと前までは逆だったように思います。なぜでしょうか?」

Y先生「確かにこの方がおっしゃるように、
以前はリスクオフは、少なくとも円買いドル売りだったですね。」
M先生「そうですね。はい。」

Y「昔はリスクオンの場合ってのは、株を買うためにドル買いだったわけですね。
これが今はリスクオフでドルが買われ、リスクオンでドルが売られると。
いつの間にか変わってしまって逆になったと。

変わった原因は何でしょうかというご質問なんですが、
一つは米ドルが安全資産という位置付けが強まっているのと、
あとはそのマーケットでその資金供給といいますか、資金が非常に
不安定になって、資金の出し手がない時に決済通貨であるドルを買うと。
それ買わないと決済できないって言うことですね。」

M「流動性不安とかね、資金供給不安というのがありますから、
そういう意味ではそうですね、ドルが買われる。」
Y「ドルが決済通貨という色彩が強いがために、
出し手がいなくなった時のために、キャッシュのドルを持ってないと、
という部分で、リスクオフとなった場合に、
決済のためにドルを買うという意味がありますよね。
M「そうですね。」
Y「変わった原因というのはそういうお話です。」









K「米国の政権交代で再び(リスクオンでドル売りが)チェンジするという
可能性はあるのでしょうか?」

Y先生「これたぶんね、政権交代になってもそれはあまりないだろうなと。」
M先生「あまり変わらないでしょうね。
今は要するに、株が3万ドルに乗せるとか、
量的緩和で資金供給がばらけてきてですね、
もうお金がじゃぶじゃぶにあるというような状況で、
株が上がってるからであって、
もしも株が急落したっていうことになると、
やっぱりドルが買われる。
というかキャッシュ化する動きという意味でドルが買われる。
そういう意味では今はぜんぜんチェンジするというわけじゃないと。」

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出典はこちらです。ご興味のある方はぜひご覧ください。
35:31あたりからです。

www.youtube.com/watch?v=v17WyvYm4Yo&feature=youtu.be



2020年11月22日日曜日

NZドル・ポンドルが好調~11月23日の週

 ドル円の週足チャートは13週線に叩き落されて陰線。
相変わらず戻り売り狙いですが安値の更新ペースが鈍いです。
安値更新に1か月半以上かかっています。
よって103円割れなどの動きはしばらく起こらないかもしれません。
鮮やかなPOが現れていますので本格的な反転パターンをつくるには
相当な期間を要すると思います。

 

ユロドルの週足は小さな陽線で1.18台の足場をしっかり固めたかもしれません。
先々週の高値を超えることはできませんでしたが
ジャンプ台を作ったような印象です。
下がっていくイメージがわきませんが、
すでにレンジ相場に入っているとすれば下がることもあるかもしれません。
その場合でも1.176あたりまででしょう。

 

ユロ円週足は144週線に叩かれて陰線です。
トレンドがあるようには見えません。
すでにレンジ化していますので上下どちらに行くパターンもあり得ます。
想定レンジは125.15-122.50です。



 

ポンドル週足は3連騰でドルストの中でもNZの次に好調でしょう。
週初めに1.33ミドルあたりに進出できれば年初来高値が射程に入ってきます。
ただしあくまでもポンドですので、
急変急落のおそれは常に持っておく必要はあります。

 

オジドル週足はちょっと想定していなかった強さを発揮しています。
200週線を完全に上放れしました。
上方向のブレイクアウトを確認したいところですが
0.74台はラインが多いのでレンジ性の相場が予想されます。
下げの可能性は13週線0.7176あたりまでは想定しておきます。

 

ドルスイス週足は底値圏のレンジが続いています。
じっくりと反転パターンを作り上げるものと見られますので
いずれは再度0.90割れを試しに来ると思います。


 


NZドル週足3連騰で完全に200週線を上抜けてきました。
ひじょうに強い形状です。
ただし今のところは18年末から19年冬のレジスタンスライン
0.6935に並びかけたところですので利食い売りも出そうなところです。

 

レンジの王様、オジNZは連続陰線でレンジコアを下抜けてきた感があります。
レンジ上限からレンジ下限まで2223週間で到達する現象が
見られますのであと5週間ほどは戻り売りが続くと見ても
あながち間違いではありません。

 

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2020年11月14日土曜日

ドルストはピークアウトするのか~11月16日の週

 ドル円の週足は


拍子木のような形ですが、陽線の方が大きい好形です。
なので、今週も陽線が続き先高が期待できる楽しみな形です。
とはいえ、鮮やかなPOですので買い上がるには手間取りそうです。

ユロドルの週足は


先々週の長大陽線を切り上げてスタートしましたが結局陰線でした。
ですがむしろ、この方が押し目買いをしやすいと思います。
今週も1.19台に進みそうですが、1.1910-20のレジスタンスを
どうこなすかに注目です。

ユロ円週足は


連続陽線ですが200週線に阻まれたかっこうです。
かなり長い上ひげとなっていますので上昇力に懸念があります。
ユロドルが1.20に接近するなどのインパクトが必要です。
ユーロ買いと円買いの綱引きになりますので
123.50-124.50あたりでレンジ化もありそうです。

ポンドル週足は


上ひげ付きのピンバーです。
実体が陽線ですので上昇の可能性はありますが、
上と見せてフェイントかもしれません。
すでにピークアウトしている可能性もありますし、
押し目買いと見せて急反落というシナリオもあると思います。
特に高値更新直後は要注意だと思います。

オジドル週足は


ギャップアップした十字線のような小さな陰線です。
もし週明け、ギャップダウンして陰線となりますと
「三川宵明星」(さんせんよいのみょうじょう)という
天井型となり戻り売り優勢となりますので注目です。
ちなみに日足も教科書的な「アイランドリバーサル」に
近づきつつあるように見えますので週明けの動きに注目です。

ドルスイス週足は


0.90割れの水準から戻りを
見せた一週間となりました。
一見すると戻り売りに見えますので、
もう少し底値を練るかもしれません。
次に安値更新をするようですと
ドル売りトレンドが本格化するかもしれません。

NZドル週足は


200週線だけでなく0.6790の
レジサポラインをも抜けて強いです。
NZ人気が続いている状態で押し目買い優勢でしょう。

レンジの王様、オジNZは


大きな陰線が出て安値も更新していますので
戻り売り優勢です。
レンジコアの1.05台を抜けると
下げが加速する場面もあるかもしれません。

2020年11月7日土曜日

ドル売りトレンド継続か~11月9日の週

 ドル円の週足チャートは

上ひげのついた大きめの陰線です。13週線で叩かれました。
104円割れして103円前半です。
週足で見るとふつうのダウントレンドの継続といえます。
よって戻り売りスタンスですが4週連続陰線ですので、
リトレースメントを待って売っていくといいと思います。

ユロドルの週足は


過去6週分のローソク足すべて包む長大な陽線が出現しました。
1.19-1.20にチャレンジしそうな勢いです。
高安差が約290pipsほどあり3月以来のボラティリティを発揮しました。
押し目買い優勢です。

ユロ円週足は


ドル円、ユロドルが逆相関となりましたので普通サイズの陽線です。
50週線をジャンプ台に26週線まで戻っています。
ユロ円は短期的には下方向、中期的には上方向、
超長期的には下方向です。
戻り売りもありますが。123.60でニュートラル、
125.20を超えればアップトレンドとなりますので相場観次第でしょう。

ポンドル週足は


アップトレンドを維持して大きめの陽線でした。
気になるのは2手前の高値を微妙に抜けていない点です。
1.3180にレジスタンスがあるのかもしれません。
上抜けると1.33台が見えてきそうです。

オジドル週足は


長大陽線が出現して200週線も上抜いています。
9月高値0.7344が射程圏に入っています。
7月以来の0.70割れの直後からの噴き上げですので
かなり異例の線組みとなっています。

ドルスイス週足は


上値を追ったものの大きな切り返しで
底値圏に一気に到達しています。
年初来安値もマークして戻り売り優勢です。
遡ると15年1月のスイスショックの直後あたりのプライスです。
ドル買いのサポートが入るのか、崩れて新しいゾーンを
開拓するの注目していきたいと思います。

ドルカナダ週足も


約360pips幅の大きな陰線で安値圏に到達しました。
1.30台前半から1.29台ミドルは2年ほど破られていないので
ブレイクすればサプライズとなりそうです。

レンジの王様、オジNZは


大きめの陽線で切り返し26週線まで戻り1.07台前半です。
レンジのコアでしたのであり得る反発ではあります。
オジドルとNZドルを見比べますと
NZドルの方が強そうですので戻り売りかなとも思われます。
1.08台後半あたりから重くなりそうに見えます。

2020年11月4日水曜日

MDG 最新データ公表 11月




10月のMDG手法は非常に苦戦しました。
この手法はパーフェクトオーダーの発生によって環境認識をしています。
その後のリトレースメントを待ってサイン点灯となります。
なのでこの手法が勝てない場面とは、すでにトレンドが転換したか
レンジ化した場合が考えられます。
トレンドが強い場合はリトレースメントが浅すぎるか、
小さくなるのでサインが点灯しないのでまだいいのです。
今月はリトレースメントが深すぎるか、大きすぎて
結局レンジになるケースが目立ちました。

では手法①から見てみましょう

ユロカナの勝率100%は出来すぎ。
この通貨ペアのこの時期の波形がMDG手法にピタリと
合致したということを意味します。
スイス円もサイン頻出で高勝率でした。
ポンスイ、ポンNZはトリッキーですが2σに引き付けると
さらに高勝率となるおもしろい通貨ペアです。
その他にはカナダ円、カナダドルもよくサインを出してくれます
ので形状を見ながらエントリーするといいと思います。

次は手法②です


こちらは苦戦です。
ボリンジャーバンド2σが平行の、斜めレンジに近いものを厳選して
エントリーしていくといいと思います。

約4か月分のトータルではどうなるでしょうか
まず手法①です。


勝率70%超のBランクが消滅しました。
この手法の勝率の概算が現れつつあると思います。
ドル円、ドルスイス、ドルカナダがこの手法の
重要通貨ペアになりつつあります。
ポンド系は勝率が低めです。

次は手法②のトータルです


手法②の上位5位のうち4つがNZD関係の通貨ペアが
占めています。新コロから安全というNZの国としての努力が
評価されているのかなと思います。

こちらにもドルスイスがトップ3入り。
MDG手法をするならドルスイスから目が離せません。

P15手法~⑤もっと簡単な説明

前の記事をもう少し分かりやすく説明したいと思います。 まず、下記の模式図をご覧ください。黄緑のギザギザがプライス、赤い水平線がピボットポイントで、「ショート目線」だと仮定しますね。 相場のパターンとしてレンジがあってブレイク、そして次のレンジに入るものだと理解しておきましょう。 ...