2020年12月5日土曜日

ブレイクアウトの次の一手は~12月7日の週

ドル円の週足は
連騰ですが先週と値幅をそろえています。
上ひげは13週線に押さえられています。
3週間ほど同じようなレンジで上下しています。
レンジ相場ですのでセオリーでは次の動きはボラの縮小です。
その後の下攻めで103円を攻略できるかどうかです。

























ユロドルの週足は
ブレイクアウトとローソク足の成長が重なっていますので、
これ以上ないぐらいの強い形状です。
よほどのサプライズがないと連騰しそうです。
「押し目待ちに押し目なし」といいますが
さすがに今週は押しがあると思います。
MAなりfiboなり信じられる物差しの出番でしょう。



















ここで、ユロドルの2018年の上昇を振り返っておきましょう。
2017年の暮れから徐々に上昇して逆三尊の反転パターンを築き上げ、
週明けのギャップアップから底値圏を脱して鋭く上昇しました。
2019年2月の高値から天井圏のもみ合いとなり上昇トレンドは終焉しました。
ここで抑えておきたいのは、上昇の値幅と期間です。
縦軸と横軸です。
必ずしもこのスケールで2020-21のアップトレンドが
収まるわけではないと思います。
が、確実に意識はされますので、ユロドルをトレードするなら
このスケール感を共有しておいて損はないはずです。

ユロ円週足は
大陽線で200週線を突破。
年初来高値を狙える位置にきています。
これだけなら続伸しそうに見えるのですが、
2014年12月を起点とする大きな下降トレンドラインにタッチしました。
抜け出しそうな強さは感じますが急反転に注意したいチャートです。























ポンドル週足は
驚異の5連騰でノーディールどこ行った?という感じです。
1.35台に達しましたがここで息切れすると
高値圏からのロング崩しを狙われてしまいますので
買い方は気が抜けないところです。
逆に崩れ始めるとしたら、
今週は重要なタイミングになりそうです。
極端なボラが出るかもしれませんので
今週のポンド系は注意したいものです。

オジドル週足は
年初来高値を更新しましたが勢いはさほどではありません。
2015-17年のレンジ帯に入ってきましたので抵抗線が多いです。
相方のNZもやや失速気味ですので
飛び乗りロングを狙う場面ではないでしょう。

ドルスイス週足は
17手かけて作り上げた底値圏をあっさりと下方ブレイク
されてしまいサプライズとなっています。
2014年の水準まで落ちてきました。
14年の最安値が0.8697ですのでおよそ0.87としますと
現在値からあと220pipsぐらいですので
スイスフランショックを除いて考えますと、
目標として狙い目ではないかと思います。

























ドルカナダ週足は
直近2年以上破られていなかった1.29をブレイク。
ユロドル、ドルスイスの次ぐらいのサプライズでした。
現在値が2018年9月の安値にサポートされていますが、
もしここが、早期に破られるようですとかなり下を掘るかもしれません。
ロングばかりで飽き飽きしている売り坊の人向けのチャートです。

レンジの王様オジNZ週足は
下げと見せて週末には大きな陽線に育っています。
一筋縄でいかないレンジ相場です。
しかしこれは、売り遅れていた向きに狙われそうな形です。
1.05の後半から1.06は激しく叩かれそうな形状です。

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