2020年12月19日土曜日

ブレイクアウト・新値更新のチャート鑑賞



 















ドル円の4時間足チャートです。
103.22の前回安値ラインにいったん迫りましたが、
FOMCとかぶったことでショートカバーとなり、
その後は戻り売りから一気にブレイクしていきました。
















時間足を見ますと、ブレイクされた後も3時間に渡って、
買い方が激しく抵抗していることがわかります。
しかしその都度戻り売りに屈して安値更新をしています。
この安値更新がポイントで、買い方の力負けが、
はっきりしてくる様子が現れています。

















ユロドルの4時間足チャートはレンジ模様から、
突如大きくブレイクしました。
これはEU委員長の発言が原因で、おそらく買い本尊は、
ここで破ろうと思ってなかったんじゃないかと思います。
このため、後が全く続かず、むしろ売り潰されてしまいます。
FOMCが控えていたこともあり、急激に失速した様子もわかると思います。
フライングブレイクからのおもしろいチャートです。






















ユロドルの時間足は急激なラインブレイクで、
たまった売り玉が消されてしまい、
買い方は体勢の立て直しのために、
戻りを徹底的に売りで潰しています。
高値ライン付近では押し目買いが相当入ったと見えますが、
FCMCでにわかロングは潰滅したんでしょうね。
ブレイクで買って、高値ラインで買い下がって、1.215あたりで
また買い下がったけど1.214割れで総投げでしょう。
そこからが、買い本尊の買い上がりで、
今度はにわかショートを潰していきます。
買い方のパワープレーが鑑賞できるチャートです。


















ポンドルの4時間足チャートは一度フェイントがあって、
2回目に一気に抜けて、1.36台に入っています。
週初めの上窓から上昇傾向が続き、
形状も分かりやすく覚えておきたいチャート形状です。
とはいえ、ニュースでは散々ノーディールを吹聴しておいてこの買い上がり。
どこかで大きなマッチポンプがあるんだろうと思います。
でき上がったチャートではフェイントが分かりますが、
ショートしてしまうのはやむをえません。
しかし、もしかしたらショートはダマされているかも、
という認識があればドテン買いもできたかもしれません。














ポンドルの時間足チャートもわかりやすい線組みです。
フェイントでブレイク失敗となるところや、
にわかショートが捕まってしまう様子もよくわかるでしょう。
しかし振り返ってみれば、
右肩上がりの時間足MA20(=ボリンのミドルバンド)に対して、
割り込んで、再度上抜けしていく典型的な押し目買い形状です。
ブレイク成功の場面も、3時間に渡るもみ合いを経てブレイクしています。
この形も、ブレイク時に見られるパターンの一つです。














オジドルの4時間足チャートは、フェイントに次ぐフェイントが、
この通貨ペアらしい動きです。
上昇しているチャートの割には陰線も目立ちますし、
いったんショートしてしまうと、
なかなか投げられない厄介な動きをします。
ただし目線をロングに固定していれば、
トレンドラインやMAなどを参考に、
押し目を拾うのはそう難しくないです。
ラインブレイクは終値で判定し、
次足の押し目を狙うようにしていけば勝てます。














オジドルの時間足チャートはラインブレイクの後で
散々もたついた様子から、
売り方の抵抗が激しかったことがわかります。
しかし0.759を抜かれて売り方無念の損切りとなっています。

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