2020年12月12日土曜日

オセアニア通貨が強い~12月14日の週

 ドル円週足はレクタングルに入って3週間が経過しています。
13週線の圧力を受けながら、振幅がやや縮小。
11週、8週、6週、これが何か分かるでしょうか?
答えは直近の安値更新までに要した時間です。
前回11月初旬の安値を出した週から数えて今週は6週目ですので、
安値更新を目指す動きがあるかもしれません。
もし103円を割り込むようですと年初来安値101.18が意識されるでしょう。

ユロドル週足は3連騰からの小休止となっています。
浅い押しを作った状態でもあります。
年初来高値を超えていくようですと伸びる形です。
時間調整はあるとしても大きく下がる形状は想定しなくてもよさそう。

ユロ円週足は連騰から小反落。
大きなTLに捕まりつつあるように見えますが、
実はわずかにですが先週高値を更新していますので、
TLブレイクの力は残っていると見ます。
しかしこちらは、本家ユロドルと違い反落もある形です。
ドル円が下方向に向かうと反落、今週のようなグズグズですと上方向
という感じだと思います。

ポンドル週足は5連騰からの大きめの反落です。
13週線で反発しており押し目買いも出るとは思いますが、
今週はさらに押していくように思います。
19年12月以来の1.35台でしたが、あっという間に陥落しています。
買い方の目標達成感と、売り方のカウンターが相まって買う人がいない状態です。
よって、エントリーするなら大きな戻りを叩くショート狙いでしょう。





















ポン円週足は斜めレンジのような形状です。
144週線がよく効いていて、ドル円が下がるとつられてしまうようです。
MAが密集しているところを下抜けるとズルッといくかもしれません。
上がる形になるには下げ止まりの形作りが必要だと思います。






















オジドル週足は4連騰で年初来高値更新。
今週最も強いチャートです。
0.74台でもっと時間を使うかなと思っていましたが、
短時間で通過してしまいましたので高値を探る展開になりました。
FEで計測しますと、FE100が0.7633、FE161.8が0.8030となりますので
当面は0.7633が目標になりそうです。

オジ円週足は3連騰で年初来高値更新。
本家オジドルに引っ張られて、難しいところを抜けてきたようです。
長期MAはいまだに右肩下がりですのでドル円次第で足踏みすることもありえます。
200週線79.24が当面の目標でしょう。

ドルスイス週足は4連続陰線で年初来安値更新。
ユロドルが上がらなくても下がっていくというまずい形です。
いちおう下ひげですが、反発力の弱さを表わしているようで続落懸念です。
FE61.8が0.8733で2014年の安値付近です。

NZドル週足は6連騰で年初来高値更新。
こちらもオジドルと覇を競うかのような強さです。
今年のオセアニア通貨の強さは稀に見る上昇相場と言えそうです。
NZ円・ユロNZ・ポンNZといったクロス通貨にも目を向けてもいいでしょう。

レンジの王様オジNZはなんと連騰してレンジコアに舞い戻っています。
オージーの強さが戻ってきていることを意味しています。
レンジコアではどのような動きもありえますので、
予想は意味をなしませんが、
1.072あたりにショートを指しておくのは面白そうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

P15手法~⑤もっと簡単な説明

前の記事をもう少し分かりやすく説明したいと思います。 まず、下記の模式図をご覧ください。黄緑のギザギザがプライス、赤い水平線がピボットポイントで、「ショート目線」だと仮定しますね。 相場のパターンとしてレンジがあってブレイク、そして次のレンジに入るものだと理解しておきましょう。 ...