レンジ相場で急騰と急落
急騰直後に急落した場合の動きを見てみましょう。
(画像はゴールド/米ドル 15分足 8月4日20時ごろ)
次に急反転して、急落となった場合のチャートの特徴を知りましょう。
レンジブレイクですので、既存のレンジ相場があるわけです。
今回の急騰急落は、二階建てレンジの二階部分で発生しました。
まず、前提となるレンジの構造を確認しましょう。
レンジの構造とは、振り幅と長さです。
画像は1時間足チャートです。
時間足で全体像を見てみます。
左側にまずレンジがあって、その上にレンジ相場がくっついている形です。
二階建てという表現をしていますが、二つの層といってもいいでしょう。
・1階部分は1755$~1795$の40$幅
・2階部分は1795$~1830$の35$幅
余談ですが、二階建てレンジは徐々に階段を上がって(下がって)いってブレイクアウトするパターンがあります。
また、1階~2階~1階という動きをしてから、反対方向にブレイクすることもあります。
この急騰急落を15分足チャートで図解しました。
上の図は、時間足チャートを拡大しています。
レンジ風の値動きからの急騰は想定していたとしても、二階の天井付近から一気に下降するとはなかなか読めますまい。
往って来い相場のときは、上昇にかけた時間より、下落は加速します。
下落の勢いで、上がり始めの出発点よりも下方に突き抜けることもしばしばです。
そもそも、この急騰の原因はADP雇用統計で米ドルが売られゴールドに割安感が出たこと、といわれております。
さらに急落は、FRB要人のテーパリング発言で米ドルが買い戻されたから、らしいです。
ニュースの真偽はともかく、後付けも可能ですのでニュースを待っていては間に合いません。
相場に参加していると、何の情報もないのに急騰・急落しますので、チャートしか頼るものはないのですね。
急騰は狙っていけそうですが、急落は苦手にしている人も多いのではないでしょうか。
具体的には損切りが出そうなラインから売っていくといいのですが、実践経験が必要になります。
知らないとできませんが、慣れれば、できます。
急騰急落相場の形状をご記憶ください。
もし、ご自分が参加していたらという気持ちでご覧いただくといいと思います。
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