2020年11月27日金曜日

リスクオンで米ドルが売られる理由とは

 K「最近のリスクオンでは、米ドルが売られ、
リスクオフでは米ドルが買われるようですが、
ちょっと前までは逆だったように思います。なぜでしょうか?」

Y先生「確かにこの方がおっしゃるように、
以前はリスクオフは、少なくとも円買いドル売りだったですね。」
M先生「そうですね。はい。」

Y「昔はリスクオンの場合ってのは、株を買うためにドル買いだったわけですね。
これが今はリスクオフでドルが買われ、リスクオンでドルが売られると。
いつの間にか変わってしまって逆になったと。

変わった原因は何でしょうかというご質問なんですが、
一つは米ドルが安全資産という位置付けが強まっているのと、
あとはそのマーケットでその資金供給といいますか、資金が非常に
不安定になって、資金の出し手がない時に決済通貨であるドルを買うと。
それ買わないと決済できないって言うことですね。」

M「流動性不安とかね、資金供給不安というのがありますから、
そういう意味ではそうですね、ドルが買われる。」
Y「ドルが決済通貨という色彩が強いがために、
出し手がいなくなった時のために、キャッシュのドルを持ってないと、
という部分で、リスクオフとなった場合に、
決済のためにドルを買うという意味がありますよね。
M「そうですね。」
Y「変わった原因というのはそういうお話です。」









K「米国の政権交代で再び(リスクオンでドル売りが)チェンジするという
可能性はあるのでしょうか?」

Y先生「これたぶんね、政権交代になってもそれはあまりないだろうなと。」
M先生「あまり変わらないでしょうね。
今は要するに、株が3万ドルに乗せるとか、
量的緩和で資金供給がばらけてきてですね、
もうお金がじゃぶじゃぶにあるというような状況で、
株が上がってるからであって、
もしも株が急落したっていうことになると、
やっぱりドルが買われる。
というかキャッシュ化する動きという意味でドルが買われる。
そういう意味では今はぜんぜんチェンジするというわけじゃないと。」

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出典はこちらです。ご興味のある方はぜひご覧ください。
35:31あたりからです。

www.youtube.com/watch?v=v17WyvYm4Yo&feature=youtu.be



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