2020年11月28日土曜日

ユロドル、年初来高値にチャレンジ~11月30日の週

 ドル円の週足チャートは

























13週線に叩き落されたものの104円台を維持して陽線でした。
弱いけど頑張ったみたいな感じですが、
大局は戻り売りで変わっていません。
今週は、安値を試しにくるにはやや急いでいる印象で
かえって反転パターンを形成しそう。
むしろ105円を意識させるぐらいまでの戻りの方が
トレンドが続きそうな感じです。

 

ユロドルの週足は

























レンジを上抜けようとする形です。
年初来高値が意識されるでしょうし、
突破していく可能性もあります。
もし足踏みしたとしても小さな陰線で1.19台なら問題ないです。
1.20台に抜け出た場合はぐずぐずしないで
1.21台に進めるかどうかを見たいところです。
1.20-21の区間でもたつくと深い押しもあるかもしれません。

 

ユロ円週足は

ダウントレンドではありませんが
アップトレンドとも言いづらいところです。
まず、200週線125.20を越えたいですが
8週間も止められているのでどうでしょうか。
ユロドルの伸び次第ですがその次は大きなトレンドライン、
次は8月高値とハードルが待っています。
ドル円とユロドルの強弱関係と先行きを見る上で
この通貨ペアの動きが重要だと思われます。

 

オジドル週足は

ユロドルと似た、ロング優勢のチャートです。
仮に前回高値0.7413を抜けたとしても
0.74台には抵抗線がいくつかあるように見えますので
ぐずぐずするかもしれません。
ちょっとだけ抜けてストップをつけさせたあたりからの反落も、
この通貨ペアならよくあることですので気を付けたいところです。

 

ポンドル週足は

4連騰で年初来高値を目指してはいますが
ピンバーであるところが気になります。
4連騰をどう評価するかは相場観次第です。
強さを評価して買い上がるシナリオと
そろそろいっぱいと見て戻りを叩いていくシナリオと
両にらみになりそうです。

 

ドルスイス週足は

























0.90ミドルでレンジの安値圏に近づいています。
17手を使ってレンジを作ってきましたので
そろそろどちらかに振れてもおかしくはありません。
 

ドルカナダ週足は

1.30を割れて1.2990で越週しています。
こちらもレンジの下限ですのでカウンターが決まるか
ラインブレイクかの勝負ですが
下抜けするとかなり走りそうです。

 

NZドル週足は

4連騰で0.70を突破しています。
186月以来の大台突破です。
次々とハードルを飛び越える強い形状ですが
どこで息切れしてもおかしくないので飛びつき買いは危険でしょう。

 

レンジの王様、オジNZは

3連続陰線で一時1.04台をマークしています。
NZの強さが際立つ状況ですので戻り売り優勢です。
レンジ相場ですのでMAはほとんど関係ないのですが、
逆にレンジのコアを形成しているともいえるので、
それらを全部下抜いてしまった状況は安値追い、
そして底打ちを確認する段階が近づいていると言えます。

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2020年11月27日金曜日

リスクオンで米ドルが売られる理由とは

 K「最近のリスクオンでは、米ドルが売られ、
リスクオフでは米ドルが買われるようですが、
ちょっと前までは逆だったように思います。なぜでしょうか?」

Y先生「確かにこの方がおっしゃるように、
以前はリスクオフは、少なくとも円買いドル売りだったですね。」
M先生「そうですね。はい。」

Y「昔はリスクオンの場合ってのは、株を買うためにドル買いだったわけですね。
これが今はリスクオフでドルが買われ、リスクオンでドルが売られると。
いつの間にか変わってしまって逆になったと。

変わった原因は何でしょうかというご質問なんですが、
一つは米ドルが安全資産という位置付けが強まっているのと、
あとはそのマーケットでその資金供給といいますか、資金が非常に
不安定になって、資金の出し手がない時に決済通貨であるドルを買うと。
それ買わないと決済できないって言うことですね。」

M「流動性不安とかね、資金供給不安というのがありますから、
そういう意味ではそうですね、ドルが買われる。」
Y「ドルが決済通貨という色彩が強いがために、
出し手がいなくなった時のために、キャッシュのドルを持ってないと、
という部分で、リスクオフとなった場合に、
決済のためにドルを買うという意味がありますよね。
M「そうですね。」
Y「変わった原因というのはそういうお話です。」









K「米国の政権交代で再び(リスクオンでドル売りが)チェンジするという
可能性はあるのでしょうか?」

Y先生「これたぶんね、政権交代になってもそれはあまりないだろうなと。」
M先生「あまり変わらないでしょうね。
今は要するに、株が3万ドルに乗せるとか、
量的緩和で資金供給がばらけてきてですね、
もうお金がじゃぶじゃぶにあるというような状況で、
株が上がってるからであって、
もしも株が急落したっていうことになると、
やっぱりドルが買われる。
というかキャッシュ化する動きという意味でドルが買われる。
そういう意味では今はぜんぜんチェンジするというわけじゃないと。」

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出典はこちらです。ご興味のある方はぜひご覧ください。
35:31あたりからです。

www.youtube.com/watch?v=v17WyvYm4Yo&feature=youtu.be



2020年11月22日日曜日

NZドル・ポンドルが好調~11月23日の週

 ドル円の週足チャートは13週線に叩き落されて陰線。
相変わらず戻り売り狙いですが安値の更新ペースが鈍いです。
安値更新に1か月半以上かかっています。
よって103円割れなどの動きはしばらく起こらないかもしれません。
鮮やかなPOが現れていますので本格的な反転パターンをつくるには
相当な期間を要すると思います。

 

ユロドルの週足は小さな陽線で1.18台の足場をしっかり固めたかもしれません。
先々週の高値を超えることはできませんでしたが
ジャンプ台を作ったような印象です。
下がっていくイメージがわきませんが、
すでにレンジ相場に入っているとすれば下がることもあるかもしれません。
その場合でも1.176あたりまででしょう。

 

ユロ円週足は144週線に叩かれて陰線です。
トレンドがあるようには見えません。
すでにレンジ化していますので上下どちらに行くパターンもあり得ます。
想定レンジは125.15-122.50です。



 

ポンドル週足は3連騰でドルストの中でもNZの次に好調でしょう。
週初めに1.33ミドルあたりに進出できれば年初来高値が射程に入ってきます。
ただしあくまでもポンドですので、
急変急落のおそれは常に持っておく必要はあります。

 

オジドル週足はちょっと想定していなかった強さを発揮しています。
200週線を完全に上放れしました。
上方向のブレイクアウトを確認したいところですが
0.74台はラインが多いのでレンジ性の相場が予想されます。
下げの可能性は13週線0.7176あたりまでは想定しておきます。

 

ドルスイス週足は底値圏のレンジが続いています。
じっくりと反転パターンを作り上げるものと見られますので
いずれは再度0.90割れを試しに来ると思います。


 


NZドル週足3連騰で完全に200週線を上抜けてきました。
ひじょうに強い形状です。
ただし今のところは18年末から19年冬のレジスタンスライン
0.6935に並びかけたところですので利食い売りも出そうなところです。

 

レンジの王様、オジNZは連続陰線でレンジコアを下抜けてきた感があります。
レンジ上限からレンジ下限まで2223週間で到達する現象が
見られますのであと5週間ほどは戻り売りが続くと見ても
あながち間違いではありません。

 

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2020年11月14日土曜日

ドルストはピークアウトするのか~11月16日の週

 ドル円の週足は


拍子木のような形ですが、陽線の方が大きい好形です。
なので、今週も陽線が続き先高が期待できる楽しみな形です。
とはいえ、鮮やかなPOですので買い上がるには手間取りそうです。

ユロドルの週足は


先々週の長大陽線を切り上げてスタートしましたが結局陰線でした。
ですがむしろ、この方が押し目買いをしやすいと思います。
今週も1.19台に進みそうですが、1.1910-20のレジスタンスを
どうこなすかに注目です。

ユロ円週足は


連続陽線ですが200週線に阻まれたかっこうです。
かなり長い上ひげとなっていますので上昇力に懸念があります。
ユロドルが1.20に接近するなどのインパクトが必要です。
ユーロ買いと円買いの綱引きになりますので
123.50-124.50あたりでレンジ化もありそうです。

ポンドル週足は


上ひげ付きのピンバーです。
実体が陽線ですので上昇の可能性はありますが、
上と見せてフェイントかもしれません。
すでにピークアウトしている可能性もありますし、
押し目買いと見せて急反落というシナリオもあると思います。
特に高値更新直後は要注意だと思います。

オジドル週足は


ギャップアップした十字線のような小さな陰線です。
もし週明け、ギャップダウンして陰線となりますと
「三川宵明星」(さんせんよいのみょうじょう)という
天井型となり戻り売り優勢となりますので注目です。
ちなみに日足も教科書的な「アイランドリバーサル」に
近づきつつあるように見えますので週明けの動きに注目です。

ドルスイス週足は


0.90割れの水準から戻りを
見せた一週間となりました。
一見すると戻り売りに見えますので、
もう少し底値を練るかもしれません。
次に安値更新をするようですと
ドル売りトレンドが本格化するかもしれません。

NZドル週足は


200週線だけでなく0.6790の
レジサポラインをも抜けて強いです。
NZ人気が続いている状態で押し目買い優勢でしょう。

レンジの王様、オジNZは


大きな陰線が出て安値も更新していますので
戻り売り優勢です。
レンジコアの1.05台を抜けると
下げが加速する場面もあるかもしれません。

2020年11月7日土曜日

ドル売りトレンド継続か~11月9日の週

 ドル円の週足チャートは

上ひげのついた大きめの陰線です。13週線で叩かれました。
104円割れして103円前半です。
週足で見るとふつうのダウントレンドの継続といえます。
よって戻り売りスタンスですが4週連続陰線ですので、
リトレースメントを待って売っていくといいと思います。

ユロドルの週足は


過去6週分のローソク足すべて包む長大な陽線が出現しました。
1.19-1.20にチャレンジしそうな勢いです。
高安差が約290pipsほどあり3月以来のボラティリティを発揮しました。
押し目買い優勢です。

ユロ円週足は


ドル円、ユロドルが逆相関となりましたので普通サイズの陽線です。
50週線をジャンプ台に26週線まで戻っています。
ユロ円は短期的には下方向、中期的には上方向、
超長期的には下方向です。
戻り売りもありますが。123.60でニュートラル、
125.20を超えればアップトレンドとなりますので相場観次第でしょう。

ポンドル週足は


アップトレンドを維持して大きめの陽線でした。
気になるのは2手前の高値を微妙に抜けていない点です。
1.3180にレジスタンスがあるのかもしれません。
上抜けると1.33台が見えてきそうです。

オジドル週足は


長大陽線が出現して200週線も上抜いています。
9月高値0.7344が射程圏に入っています。
7月以来の0.70割れの直後からの噴き上げですので
かなり異例の線組みとなっています。

ドルスイス週足は


上値を追ったものの大きな切り返しで
底値圏に一気に到達しています。
年初来安値もマークして戻り売り優勢です。
遡ると15年1月のスイスショックの直後あたりのプライスです。
ドル買いのサポートが入るのか、崩れて新しいゾーンを
開拓するの注目していきたいと思います。

ドルカナダ週足も


約360pips幅の大きな陰線で安値圏に到達しました。
1.30台前半から1.29台ミドルは2年ほど破られていないので
ブレイクすればサプライズとなりそうです。

レンジの王様、オジNZは


大きめの陽線で切り返し26週線まで戻り1.07台前半です。
レンジのコアでしたのであり得る反発ではあります。
オジドルとNZドルを見比べますと
NZドルの方が強そうですので戻り売りかなとも思われます。
1.08台後半あたりから重くなりそうに見えます。

2020年11月4日水曜日

MDG 最新データ公表 11月




10月のMDG手法は非常に苦戦しました。
この手法はパーフェクトオーダーの発生によって環境認識をしています。
その後のリトレースメントを待ってサイン点灯となります。
なのでこの手法が勝てない場面とは、すでにトレンドが転換したか
レンジ化した場合が考えられます。
トレンドが強い場合はリトレースメントが浅すぎるか、
小さくなるのでサインが点灯しないのでまだいいのです。
今月はリトレースメントが深すぎるか、大きすぎて
結局レンジになるケースが目立ちました。

では手法①から見てみましょう

ユロカナの勝率100%は出来すぎ。
この通貨ペアのこの時期の波形がMDG手法にピタリと
合致したということを意味します。
スイス円もサイン頻出で高勝率でした。
ポンスイ、ポンNZはトリッキーですが2σに引き付けると
さらに高勝率となるおもしろい通貨ペアです。
その他にはカナダ円、カナダドルもよくサインを出してくれます
ので形状を見ながらエントリーするといいと思います。

次は手法②です


こちらは苦戦です。
ボリンジャーバンド2σが平行の、斜めレンジに近いものを厳選して
エントリーしていくといいと思います。

約4か月分のトータルではどうなるでしょうか
まず手法①です。


勝率70%超のBランクが消滅しました。
この手法の勝率の概算が現れつつあると思います。
ドル円、ドルスイス、ドルカナダがこの手法の
重要通貨ペアになりつつあります。
ポンド系は勝率が低めです。

次は手法②のトータルです


手法②の上位5位のうち4つがNZD関係の通貨ペアが
占めています。新コロから安全というNZの国としての努力が
評価されているのかなと思います。

こちらにもドルスイスがトップ3入り。
MDG手法をするならドルスイスから目が離せません。

P15手法~⑤もっと簡単な説明

前の記事をもう少し分かりやすく説明したいと思います。 まず、下記の模式図をご覧ください。黄緑のギザギザがプライス、赤い水平線がピボットポイントで、「ショート目線」だと仮定しますね。 相場のパターンとしてレンジがあってブレイク、そして次のレンジに入るものだと理解しておきましょう。 ...